男鹿産シイラの中華風あんかけ

近年、ハタハタをはじめ様々な魚種の水揚げが激減している男鹿で、にわかに注目を集めているシイラ。

ハワイなど南国のイメージが強いシイラですが、実はここ男鹿でも昔からけっこう獲れていて、専門で狙う漁法もあるほど馴染みの深い魚でした。
ところが市場価値が低く採算が合わないため、専門で狙う漁師さんがいなくなってしまい、90年代頃から水揚げ量が激減した、いわゆる低利用魚と呼ばれる魚のひとつです。

男鹿では夏の暑い時期に獲れる魚で、まだ鮮度保持・鮮度管理に今ほど意識が向いていなかった時代でもあったため、鮮度落ちの早いシイラは独特の酸味のような臭みが出てしまい、そのせいもあってかあまり人気のある魚ではなかったように思います。

しかし、新鮮なシイラはクセのない淡白な味わいで、好んでお刺身で食べる地元の人もいたというほどの高いポテンシャルを秘めています。
男鹿冷凍では、男鹿南岸最大の定置網「台島大謀」と連携し、朝獲れのシイラを当日午前のうちに素早く加工し、CAS凍結することによって高鮮度状態をキープしています。
解凍してもクセや臭みのない高品質なシイラの身は、特に油を使った料理との相性が良く、素揚げにしたシイラに中華風あんかけをかけたこの商品を開発しました。

凍ったまま電子レンジで温めるだけで手軽に本格的な魚料理を楽しむことができます。
そのままおかずとして、あるいはお酒のおともとしてお召し上がりいただくのはもちろん、ごはんにかけて中華丼スタイルもおすすめです。

この商品を通して男鹿の「シイラ」の味力をお試しいただければ幸いです。